長崎港の風物詩「長崎帆船まつり」が行われる会場近くで4月28日、雑貨店やカフェ、自然農園、古書店、似顔絵描きなどが集まる「元船ナチュラル・マーケット」が開かれる。

　同イベントの発案者・矢倉和美さんは、ハワイ好きが高じて昨年3月に同イベント会場近くにハワイアン雑貨店「マカ・ナチュラリー」（長崎市元船町）を開いた。ある日、「店の裏にある約60メートルの短い遊歩道でハワイの朝市のようなイベントができないか？」と思いたったという。遊歩道は国鉄の貨物線跡地で、現在は長崎市が管理している。「遊歩道が公園扱いになるので規則に阻まれて断念しかけたが、多くの人が協力してくれたおかげで実現できた。ありがたい」と、昨年10月に開いた同イベントを振り返る。

　前回は雑貨店やカフェ、古書店など10店が参加。天気に恵まれて多くの人が会場に訪れたという。「今回は現時点で20店が参加予定。雑貨の店が増えたことや、前回にはなかった似顔絵描きや癒やし系の店が参加してくれるので倍のボリュームになった」と矢倉さん。昨年のイベント終了後、出店者が集まってミーティングを開いた際、「とてもいいイベントだった。ぜひ続けて出店したい」という意見が多く、訪れた人からも次回開催を期待する声がほとんどだったという。

　「ハワイの朝市が大好きで、ここでもやりたいと単純に思ったことがスタート。思いを共有してくれる人たちがこんなにいることに感謝している。会場は夢彩都の前なので、帆船まつり会場からも歩いて来られる。日曜日でもあり、ぜひ多くの人に遊びに来てほしい」と呼び掛ける。

　開催時間は10時～16時。出店者など詳細は「マカ・ナチュラリー」のブログで確認できる。