長崎・浜町アーケードにある「bg cafe」（長崎市浜町、TEL 095-820-8778）で11月24日、「ホワイトドネーションパーティー」が開かれる。

　ドネーション（donation）とは英語で「寄付」を意味する。パーティーで提供されるドリンク（1杯500円～）を参加者が注文するたびに100円が寄付される仕組み。寄付金は桜の苗木購入に充てられ、植樹場所として「憩いの里・あぐりの丘」（四杖町）や「殿の山ファーム」（諫早市飯盛町）などを予定している。

　主催者の常岡ヤスタカさん（32）は長崎生まれ、長崎育ち。地元の高校を卒業して近県の大学に進学したが2年で中退。19歳でロンドンに語学留学し、帰国後に美容師の道に進んだ。23歳で起業した後はさまざまな体験を経て「ミスユニバース長崎大会2014」のビューティーキャンプ公認講師を務めたり、美容関連イベントのプロデュースなどを手掛けたりしている。常岡さんは「今まで自分を育ててくれた地元長崎に何か貢献したいと思い立った。ドネーションを手掛けることで次世代へつなぐことができれば」と企画した動機を話す。

　同イベントでは東京で活躍する大村市出身のジャズピアニスト・得田サトシさんや、福島県から今年、長崎の有人島「高島」に移住して音楽活動を行っているレゲエバンド「RAINBOW MUSIC」が演奏を行うほか、サックス奏者・田中ノビさんやバンド「Herb Sound Orchestra」、シンガー・ソングライター・林孝行さんらがそれぞれ得意ジャンルの音楽を披露。そのほか、福岡で活躍するボディーペイント作家のshikiさんと、長崎を中心に全国で活躍する書道パフォーマーで人と人を結ぶアーチになるという「侍アーチスト　進之助」さんとのコラボライブや福岡で活躍するポールダンスチーム「jEWel」のパフォーマンスも予定する。メーンDJは高比良幸太郎さん、高比良幸二さんの兄弟コンビが務める。

　常岡さんは「イベント当日のドレスコードはホワイト。ハンカチなどでもいいので、何か『白いもの』を服装にコーディネートして参加してもらう。パーティーで飲むドリンクで植樹した桜が、最初の花を咲かせるまでに5年ほどかかる。パーティーの時は独身だった人が、結婚したり子どもが生まれたりして新しい家族と一緒に桜を見るかもしれない。そんな想像を楽しみながら、程よいタイムラグが未来へとつないでくれる魅力あるイベントにできれば」とほほ笑む。

　開演は19時。チケットは3,000円（1ドリンク付き。当日は3,500円）。同店で販売する。