若者対象のアートイベント「Artmucation（アートミュケーション）」が3月3日、長崎県庁エントランスホールで開催される。主催は「縁JOYプロジェクト」。

　「コロナ禍で活動を縮小したり、表現する場を失った若者に活躍の場を創出したりすることで若い感性の発掘やつながりを持つきっかけにしてほしい」と2022年3月、オンラインイベントとして初開催し、今回が3回目となる同イベント。昨年5月に行動制限が解除されたことから、「これまでプロジェクトが目指してきた学生が中心となって作り上げるイベントにしたい」と学生に呼びかけ、学生が作り上げる新たなかたちで開催する。

　当日は写真と映像の2部門でアートコンテストを行う。地元テレビ4局から審査員を迎え、各部門賞には賞金2万円を贈る。各部門賞から最優秀作品となる「県知事賞」を選出するほか、特別賞も用意。イベントの様子はオンラインで配信も行う。当日は会場で作品を展示するほか、3月11日～14日に長崎県美術館（出島町）の運河ギャラリーで、15日～22日に県庁で「アートミュケーション展」としても展示する。

　同プロジェクト企業リーダーの柿田紀子さんは「若い世代のクリエーターが自分の才能を試すと同時に多くの人に作品を披露する機会になれば。テレビ局などの協力もあるので、これからの創作活動の幅を広げるきっかけにしてほしい」と話す。

　将来起業を目指しているという同プロジェクト学生代表の佐藤海都さんは「イベントを作り上げる経験をしたい」と同プロジェクトに参加。「作品を通じて若い世代のさまざまな考え方を知りたい。多くの人に参加してもらえれば」と応募を呼びかける。

　現在、コンテストの参加者を募集している。応募資格は長崎在住の高校生以上29歳以下。ホームページから応募できる。