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長崎・五島町にインキュベーションオフィス-専門家が起業をサポート

オフィスの様子

オフィスの様子

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 長崎・五島町電停近くに9月29日、民営のインキュベーション(起業支援)施設「ビジサポ・スタートアップ・オフィス」(長崎市五島町、TEL 095-895-8056)がオープンする。運営はビジネスサポート長崎(以下、ビジサポ)

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 同施設は、これから起業を目指す人たちが大きな資金をかけずに拠点として使える「スタートアップ・オフィス」で、事業が軌道に乗るまでサポートする仕組み。シャワーや給湯設備、ミニキッチンなどの共同設備もあり、契約者は24時間いつでも利用できる。ロッカーやコピーなどが使える複合機(利用料別途)も完備する。ビジサポは創業支援や会計帳簿の記帳、事務代行、セミナー事業、弁護士・司法書士などの専門家コーディネートなど、幅広いビジネス支援サービスを提供している。

 同代表の東雄一さんは「ビジサポはいわば民間の商工会議所。ビジネス上での相互扶助を目指している。自分自身、独立で悩んだり苦しんだりしたから起業支援にずっと興味があった。すでに公営や民営の施設が長崎市内にもある。料金はほかに比べて安くはないが、ビジサポの強みをしっかり生かしている」と自信を見せる。

 同施設内にはビジサポのオフィスも置かれており、営業時間内は同スタッフが同じフロアに常駐する。「起業にはいろいろ悩みが多いが、一番は人脈。スタッフとの交流があり、それぞれの来客などで交流も深まる。困った時に近くに仲間がいる安心感は大きい」とも。

 募集するデスクは8席。利用料は月額3万2,400円(初年度)。敷金不要。10月31日までの契約者は、当初3カ月間は利用料が半額になる。

 オープン初日の9月29日には、長崎歴史文化博物館1階ホール(長崎市立山1)で事業説明会を開く(18時受付、18時30分開始)。東さんがオフィスの内容を説明した後、「リーダーのための信頼される話し方」と題し、スピーチの専門家によるセミナーを開く予定。講義内容は「大事なことはイメージと話し方の一貫性」「軽すぎる話グセの点検と改善策」。あらかじめ参加者から出された質問に対して答えるトークライブも用意する。

 ビジサポ会員はセミナー参加無料。一般参加者は4,000円(前売り3,000円)。

 東さんは「ここを大いに活用してもらい、たくさんの起業家を育てていきたい。経営者にとって思いを伝える力は必須になる。セミナー部分の一般参加は有料になるが、聞く価値は十分にあるので自己投資だと思って参加してもらえれば」と呼び掛ける。

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