長崎・りかちゃん通りで「りかちゃんコンテスト」-イメージソング披露も

2013年に行われたフラッシュモブの様子

2013年に行われたフラッシュモブの様子

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 長崎市中心部の商店街「りかちゃん通り」(長崎市万屋町ほか)で2月14日、合同イベント「Ricachan Heart 2015」が開かれる。

昨年点灯されたハート形の竹灯籠

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 りかちゃん通りは「ベルナード観光通り」と平行に伸びる230メートルほどのエリアで、「路地裏のデパート」をコンセプトとする小さな商店街。通りの形が魚の叺(かます)に似ていることから、昭和50年代まで「かます通り」と呼ばれていた。浜市アーケード側の入り口には今でも「かます通り」と表示された古い看板がある。

 休刊となったタウン情報誌「ザ・ながさき」1984(昭和59)年10月号の公募企画で「りかちゃん通り」という新しい名称が決まった。公式名称ではないにもかかわらず、30年以上経った現在でも多くの市民に浸透している。2012年12月、これまで組織体がなかった同エリアの商店主ら有志により「りかちゃん通り向上委員会」が結成され、合同イベントなどが積極的に開かれるようになった。

 イベント初日となる14日は「りかちゃんコンテスト」を開催する。同コンテストは「りか」をはじめ、「えりか」「りかこ」など本名に「りか」を含む女性が出場できる。年齢や自薦・他薦は問わない。出場希望者は13時にイベント特設会場に集合すること。コンテストの内容は当日発表する。

 14時、イベント本番がスタート。りかちゃん通り向上委員会の田中英敏会長、イベント実行委員会の伊藤弘和委員長のあいさつに続き、「りかちゃん通りイメージソング」を発表する。佐世保市出身で福岡県久留米市在住の作曲家・山口隆博さんが作詞・作曲ともに手掛けた同曲は、ユーチューブで視聴できる。同曲にはタイトルが付けられておらず、会場内にタイトルを募集する用紙を設置して一般から公募する。タイトル募集はフェイスブックページなどインターネット上でも行う。

 15時から同曲を使って会場内でフラッシュモブを予定する。フラッシュモブとは、口コミやインターネットなどを使って不特定多数の人に呼び掛け、公共の場所で雑踏の歩行者を装って突如パフォーマンス(ダンスや演奏など)を一斉に行う行為を言い、何も知らない周囲の人の関心を引くことを目的とする。目的を達したら何ごともなかったように解散するのが特徴。

 参加希望者はユーチューブにアップされているバックダンスの振り付け動画を見て練習し、15時の開始時刻前に会場周辺で歩行者を装って待機すること。会場のBGM音量が突如大きくなるのを合図にメインダンサーが踊り始める。会場にはすでに通行人を装ったバックダンサーがおよそ50人待機しているため、参加者は曲に合わせて練習した通りに踊り始めればよい。2013年10月27日、りかちゃん通りで長崎市内では初めてのフラッシュモブが行われた。

 伊藤委員長は「今年で3回目の開催となり、手探りで始めた第1回を思い出しながら感慨深いものがある。これまではたまたま通りかかって参加したという人たちが多かったが、今年はぜひここを目指して来てほしい」と呼び掛ける。イベント期間中は参加各店を回るスタンプラリーなども行う。2月21日まで。長崎の冬の風物詩「長崎ランタンフェスティバル」は2月19日~3月5日。

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