長崎市出身のシンガー・ソングライター、果里（かりん）さんが5月2日、「フォーク酒場1970」（長崎市銅座町、TEL 095-824-6452）で20人限定のミニライブを開く。

　きっかけは同店のマスター、榎島英巳さんが始めたばかりのフェイスブック。榎島さんは同店を開いて2カ月ほどがたったころに果里さんのプロモーションビデオ「端島～軍艦島に捧ぐ」を知人に見せてもらい、その歌声に聴きほれた。いつか同店のライブに呼びたいと思っていたところ、フェイスブックで偶然知り合い、榎島さんからの熱心な要請に果里さんが応えたもの。

　果里さんは長崎市出身。1994年に上京してボイストレーニングを受け、翌年フリーでライブ活動を開始。1998年からはアコースティックギターを始め、東京の渋谷や中目黒のライブハウスを中心に3人編成でのライブ活動。1999年には長崎のテレビ番組のエンディングテーマとして「温かい一日」が起用される。2006年からは活動拠点をふるさとの長崎に移し、名前も原果里から果里に改める。現在は年2回の東京、大阪、長崎でのライブツアー、ボイストレーナーなどの活動を行っている。

　榎島さんは「最初はびっくりした。一年越しの思いがフェイスブックで実ったことに感謝している。狭い店なので20人限定だが、すてきな歌声を堪能してもらえたら」と話す。

　開演は20時。料金は投げ銭方式。別途チャージ1,500円、ドリンク500円が必要。