「大衆割烹（かっぽう）樋口　築町店」（長崎市築町・095-801-1112）が手がける「ながさきジェラート」に4月2日、季節限定で「ジェラート桜餅」と「井出果樹園の不知火（しらぬい）」が登場した。

定番や季節限定品のほか、持ち帰り限定のプレミアムもラインアップ

　長崎県と福岡県に飲食店27店舗を展開するひぐち（時津町左底郷）が経営する同店。2019年、ホテル開業に合わせてオープンした築町店では創業当初からこだわり続けてきた地元の食材や旬の食材を新たなかたちで体現しようと「ながさきジェラート」シリーズを展開。定番の味わいとして「雲仙ミルク」「そのぎ抹茶」「ピスタチオ」「チョコレート」を用意するほか、「長崎の四季の移ろいと素材の魅力を伝えたい」と季節限定でさまざまなフレーバーを提案。今年2月には長崎県が取り組む認証農産加工品「長崎四季畑」に「雲仙ミルク」「そのぎ抹茶」など13種類が認証を受けていた。

　桜の塩漬けや求肥（ぎゅうひ）などを使い、淡いピンク色が春らしさを感じさせる「ジェラート　桜餅」は、桜餅を食べた時の食感や味わい、口に広がる香りを再現した。

　「井出果樹園の不知火」は長崎市田中町にある「井出果樹園」で生産された不知火を使用。不知火は清見オレンジと中野3号ポンカンをかけ合わせたミカンの一種。春に旬を迎え、1個当たり200～300グラムと大きく、ジューシーな味わいが特徴だという。

　店内では単品（380円）で提供するほか、「旬のジェラート食べ比べ3種セット」（480円）を用意。テイクアウトは定番や季節限定のフレーバー（各380円）に加え、「そのぎ抹茶　特濃」「濃厚ピスタチオ」「大人のダークチョコレート」（以上480円）の持ち帰り限定プレミアムフレーバーも用意。アルミ保冷袋と保冷剤がセットになった持ち帰りセット（100円）のほか、化粧箱（6個入り）と保冷剤をセットにした「贈答セット」やオリジナル保冷バッグ（500円）などもそろえる。

　山下潤店長は「発売当初からランチのデザートとしてだけでなく、上階のホテルの宿泊客からも部屋で食べるためにテイクアウトする方も多い。中元・歳暮など贈答用としても利用してもらっているが、長崎四季畑の認証を受けたことで『長崎の味』としてより一層喜ばれるものになったのでは。季節限定のフレーバーは今だけの長崎の味わいを楽しんでもらえれば」と来店を呼びかける。

　営業時間は、11時～15時、17時～22時。