
界 雲仙(長崎県・雲仙温泉)の温泉文化いろはは、宿の目の前に広がる雲仙地獄で開催される
日本各地の温泉地に宿を展開する温泉旅館ブランド「界」は、2026年6月1日より、全国の施設にて知的好奇心を刺激する「温泉文化いろは」の提供を開始します。各地の界に従事するスタッフが地域の温泉にまつわる歴史や文化を紐解き、温泉文化を楽しむ体験を用意しました。単なる入浴を超え、地域の精神性に触れる「文化体験」を通じて、旅の記憶に深く残るひとときを届けます。本プログラムは、ブランド誕生15周年を機に始動したプロジェクト「30の温泉宿、30の温泉文化」の活動の一環です。
背景
日本は世界屈指の温泉資源を誇る温泉大国であり、古くから独自の「温泉文化」を築いてきました。現在、2030年のユネスコ無形文化遺産登録を目指す動きが本格化しており、その価値を次世代へ継承する機運が国内外で高まっています。一方で、現代の旅行においては、温泉が「ただお湯に浸かってリラックスする場所」という一面的な消費にとどまりがちであるという課題がありました。そこで「界」は、先人たちが繋いできた温泉地の歴史や伝承、自然環境の豊かさに着目。宿を訪れる旅行者の知的好奇心を満たす新たな入浴提案を行うことで、日本が誇る温泉文化のさらなる活性化に寄与したいと考え、本プログラムの開発に至りました。
【界 ポロト】大地の恵みを「五感で感じる白老の湯」

界 ポロト「水とモール温泉由来のシリカ水の飲み比べ」
単にお湯に浸かるだけでなく、体内や手足、嗅覚をフルに使い、温泉の力に触れる体験を提案します。「界 ポロト」が着目したのは、北海道遺産にも登録された稀有な「モール温泉」。太古の植物が織りなした地層の成り立ちを紐解きながら、その美肌の秘密に迫ります。ハイライトは、豊かな潤い成分「シリカ」を、冷たいシリカ水としてグラスで贅沢に味わう試飲体験。温泉が生まれる仕組みを五感で知ることは、温泉文化を深く愛する第一歩。ただ浸かるだけでは終わらない、深い驚きと納得の時間を届けます。
【界 アルプス】雄大な山々を望む名湯のルーツへ。紙芝居で歴史を紐解く「民話で紡ぐ大町と温泉の文化」

界 アルプス「民話で紡ぐ大町と温泉の文化」
全国の界のスタッフが「界の湯守り」となり、その土地ならではの温泉文化を自らの言葉で伝えます。「界 アルプス」が用意したのは、どこか懐かしいオリジナルの紙芝居。北アルプスの麓、長野県大町市では「泉小太郎伝説」など、豊かな自然と険しい山々をルーツとした民話が幾つも語り継がれており、界 アルプスでは大町温泉郷の湯元である名湯・葛温泉にまつわる民話を鮮やかに紐解きます。紙芝居を楽しんだ後は、そのまま大浴場へ。雄大な山々を望む露天風呂で名湯に身を委ねれば、先ほど触れた民話の世界が、視覚、聴覚、そして湯の心地よさを通じて全身へと染み渡ります。まさに五感すべてで地域の魅力を体感する、界ならではの特別なひとときです。
【界 別府】源泉数日本一の街に潜む文化を知り、モダンなラボで美肌ミストを科学する「美肌温泉と温泉ミスト作り」

界 別府「美肌温泉と温泉ミスト作り」
各施設が保有する非日常の空間やロケーションを最大限に活かし、ゲストが物語の当事者となる没入空間を設計しています。源泉数・湧出量ともに日本一を誇り、多種多様な泉質が楽しめる別府温泉において、湯めぐりのフィナーレを飾る「仕上げ湯(美肌の湯)」として知られる「界 別府」では、実験室をイメージしたモダンな館内空間「ラボ」に集います。別府に根付く共同浴場(ジモ泉)と人々の暮らしの歩みを紐解きながら、温泉が持つ美肌成分の秘密を学び、本物の温泉水を配合した自分だけのオリジナル温泉ミスト作りを体験する、サイエンティフィックで知的なプログラムです。
温泉文化いろは 概要
■期間 :2026年6月1日~通年
■料金 :無料 *体験の内容により、一部有料
■予約 :不要 *体験の内容により、一部予約が必要
【界】温泉文化いろは 一覧
【参考】「30の温泉宿、30の温泉文化」プロジェクトについて
2030年に向けて、「温泉文化」をユネスコ無形文化遺産に登録することを目指す動きが本格化しています。星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」は、「王道なのに、あたらしい。」を掲げ、温泉の正統なる文化を尊重しながら、現代に合うくつろぎを追求した温泉宿の在り方を模索し続けてきました。
15年間の歩みを経て始動するプロジェクト「30の温泉宿、30の温泉文化」は、この社会的慣習としての深みを、現代のゲストが心底心地よいと感じる「至福の体験」として提示する試みです。本プロジェクトが掲げるメッセージには、「全国30の温泉地に、30の界の温泉宿があり、30の異なる温泉文化を体験できる。」こと、多くの温泉地に展開している「界」だからこそ、それぞれの個性が光るご当地の温泉文化を提供したいという想いが込められています。2030年に向けて界は、先人たちが長年かけて磨き上げてきた伝統を大切に預かりながら、それを現代のマーケットへ届ける「橋渡し」となることで、温泉文化のさらなる活性化に寄与したいと考えています。
30の温泉宿、30の温泉文化
界ブランドサイト
https://hoshinoresorts.com/ja/brands/kai/
*2030年の30拠点展開を見据え、2026年までに展開する施設から順次掲載を開始します。
【参考】「温泉文化」とは
日本は、世界屈指の温泉資源を誇る温泉大国です。古くから、蒸気浴や砂湯、湯治など多様な形で温泉が活用され、日本独自の「心身を癒やす伝統的なライフスタイル」として生活に深く根差してきました。また、温泉は地域コミュニティの中心として機能し、独自の文化やアイデンティティが次世代へと継承されてきました。現在、『「温泉文化」ユネスコ無形文化遺産全国推進協議会』は、この自然の恵みである温泉につかり、心と体を癒やすという日本人に根付いている社会的慣習を「温泉文化」と定義しています。そして、世界に誇るべき日本固有の文化として、ユネスコ無形文化遺産への登録に向けた活動を推進しています。
「界」とは

「界」は星野リゾートが全国に施設を展開する温泉旅館ブランドです。「王道なのに、あたらしい。」をテーマに、その地域の伝統文化や工芸を体験する「ご当地楽」や、地域の文化に触れる客室「ご当地部屋」などを通じて、その地の「温泉文化」が楽しめるのが特徴です。2026年には「界 草津」(群馬県・草津温泉)、「界 宮島」(広島県・宮島口温泉)、「界 蔵王」(山形県・蔵王温泉)の3施設の開業、「界 松本」(長野県・浅間温泉)のリニューアルオープン、2027年には「界 嬉野」(佐賀県・嬉野温泉)の開業を予定しています。
URL:
https://hoshinoresorts.com/ja/brands/kai/